【フレイルとは?】~健康と要介護の間にあるサイン~

フレイルとは、高齢になるにつれて心身の活力(筋力や認知機能など)が低下し、生活機能が徐々に衰えていく状態を指します。

「健康」と「要介護」の中間に位置する段階で、早めの対応で回復が可能なことが特徴です。

フレイルの症状

以下のような変化が見られたら、フレイルの可能性があります。

• 体重減少(6か月で2〜3kg以上)

• 疲れやすくなった

• 歩行速度が遅くなった

• 筋力(握力など)の低下

• 活動量の減少

• 物忘れや注意力の低下

• 社会的なつながりの減少(外出しない、会話が減る)

フレイルの原因

フレイルの背景には、さまざまな原因があります。

加齢による自然な体力・筋力の低下

慢性的な病気(糖尿病、心疾患など)

低栄養(タンパク質不足など)

活動量の減少

独居や人との関わりの減少

うつや認知機能の低下

生活上で気をつけること・対応方法

フレイルは予防・改善が可能です!以下の点を意識しましょう。

1. 栄養をしっかりとる

• 特にタンパク質(肉・魚・豆製品)を意識して摂取

2. 日常的な運動・活動

• 散歩、体操、買い物など、できる範囲で身体を動かす

• 家事や趣味も大切な活動の一つ

3. 社会とのつながりを保つ

• 地域のサロン、デイサービス、友人との電話など

• 会話や笑顔は心の栄養

4. 定期的な健康チェック

• 医師・リハビリ専門職との連携で早めの対応

フレイルに対するリハビリ

リハビリはフレイルの改善にとても効果的です!

■ 理学療法士・作業療法士によるアプローチ

筋力トレーニング:下肢筋トレ、スクワット、階段昇降など

バランス練習:転倒予防のための訓練

日常生活動作訓練:買い物、料理、掃除などの練習

認知機能トレーニング:会話、計算、パズル、ゲームなど

まとめ

フレイルは「年だから仕方ない」と思われがちですが、適切な食事・運動・社会参加・リハビリによって、予防が可能です。

ご自身やご家族に「ちょっと元気がないかも?」という兆候があれば、早めに専門職へ相談してみましょう。

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homereha

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